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精神科の患者さんが看護師に抱く「怖い」という思いとは?

精神科と聞くと、あなたは「怖い」というイメージを持つかもしれません。しかし、もし逆に、精神科の患者さんが私たちと同じように何らかのことで私たちのことを「怖い」と思っているとしたら、あなたはどうしますか?そして、精神科の患者さんが「怖い」と思うことはどんなことだと思いますか?

精神科の患者さんは「看護師が怖い」という気持ちを抱くことはあるの?

精神科と聞くと、あなたは「怖い」というイメージを持つのではないかと思います。

なぜならば、精神科は心の病気を対象とする科目なので、一般の科目と比べると特殊な科目ですし、精神科の患者さんの良くないニュースなど、メディアの情報を目にすることもあるので、そういった先入観からどうしても「怖い」と思ってしまいますよね。

私も、精神科に勤めようと思った頃は、あなたと同じよう、「精神科は怖い」と思っていました。

しかし、実際に働いてみると、精神科の患者さんは病状が落ち着いていてとても穏やかな人が多く、私が思っていたような「怖い」というイメージは払拭されたのです。

このように、精神科の患者さんは病状にもよるかもしれませんが、私たちが見聞きしたり感じたイメージとは全く違っているので、「精神科は怖い」というわけではないのです。

しかし、そんな患者さんでも、逆に精神科の看護師を「怖い」と思っているとしたら、あなたはどう思いますか?

このように聞くと、あなたは、「精神科の患者さんが、看護師のことが怖いと思うって、どういうことなの?」と思うかもしれません。

一般的に見ても、看護師は患者さんを看護する立場の人間ですし、精神科の患者さんにとっては、一番身近にいるのが看護師なので、「看護師が怖いなんて思うことはない」と思いますよね。

でも、残念な事なのですが、精神科では、患者さんから「看護師が怖い」と思われてしまうことがあるのです。

精神科に入院されている患者さんは、そのほとんどが閉鎖病棟で生活しています。

そして、病棟では、さまざまな患者さんが共同生活をしています。

入院している患者さんにとって大切なことは、大きく分けて3つあります。

まず1つ目は、内服をしっかりと行って、病状を安定させることです。精神科では、この内服管理が病状を左右するので、とても大切なことになります。

そして、2つ目は、患者さんを閉鎖病棟に隔離することで、病気が原因でしてしまう自傷行為や自殺などの危険から患者さんを守ることです。

そして3つ目は、患者さんが社会に復帰した時に、自立して普通に生活ができるようにすることです。

私たち精神科の看護師は、この3つのことを念頭に置いて、患者さんを看護しています。

そのため、この3つの大切なことを見ると分かるように、精神科の患者さんの看護は、一般の科目の看護と比べると、医療行為や看護技術面といった、身体的な看護ではなく、患者さんへの指導が主な看護になります。

具体的に言うと、内服管理では、患者さんによっては、飲んだふりをして後で吐き出す人がいるので、患者さんにその場で薬を飲んでもらい、口の中をしっかりと確認して薬をちゃんと飲んだか確認します。

また、患者さんの病状によっては、自傷行為や自殺をしてしまうことがあるので、ハサミやカッター、ナイフ、ライター、といった、自傷行為や自殺につながってしまう道具類は持たせないようにし、患者さんが危険に晒されないように管理します。

それから、患者さんの生活面では、患者さんは病状によって、歯磨きや着替えや入浴といった清潔行動ができなくなったり、食事を摂らなかったり、自分のベッドやベッドの周りなどの身の回りの整理整頓ができなくなってしまいます。

私たちにとって、清潔行動や身の回りの整理整頓は当たり前な事ですが、精神科の患者さんにとってはそれが難しいことがあるので、そういったことができるように指導したり援助します。

患者さんにとっては、そういったことがとても大切なことですし、入院生活が長期に渡っている患者さんがほとんどなので、患者さんにとって看護師は常に一緒にいる人なのです。

そのため、看護師も長く勤めている人が多いです。

看護師も患者さんも毎日毎日顔を合わせていると、信頼関係はしっかりと確立されていますし、看護師が患者さんに指導することも慣れていますので、やはり、指導の面では、その看護師の個性が出ることがあります。

簡単にいってしまうと、学校の先生と生徒の関係でしょうか?

あなたが子供の頃、学校の担任の先生がよく怒って怖い先生だと思ったことってありませんか?

私が小学校に通っていた頃、担任の先生がすぐ怒る先生で、竹刀を持っていたりして、怖い思いをしたことがあります。

そのような感じで、精神科の看護師にも、患者さんから「怖い」と思われてしまう看護師がいたりするのです。

本当ならば、看護師は患者さんを看護する立場なので、患者さんから「あの看護師は怖い」と思われてしまうことはいけないことです。

でも、患者さんから怖いと思われている看護師がいるとしても、別に患者さんをいじめているわけではなく、患者さんが自立できるようになってほしい、危険な目に合わないようにしてほしいといった、親が子供を想うような気持ちがあるから、ついつい指導に熱が入ってしまうのです。

また、患者さんが「看護師が怖い」と思うことはもう一つあります。それは、女性の患者さんに多いのですが、「男性の看護師が怖い」というものです。

それはどういったことかというと、患者さんによっては、病状が悪い時にどうしても内服を拒否してしまうことがあります。

でも、患者さんの病状を安定させるためには内服がとても大切なので、どうしても無理やりに飲ませることがあります。

しかし、病状の悪い患者さんによっては、力がとても強いため、女性の看護師では太刀打ちできないことがあります。そんな時には、男性の看護師が患者さんを押さえつけてやっと内服をさせることがあります。

しかし、そういった行為が、患者さんにとっては、怖いと思うのです。

私が勤めていた精神科でもこのようなことがありました。

私が勤めていた部署は女性の閉鎖病棟でしたが、その患者さんは、なかなか病状が安定しない患者さんで、よく内服拒否をする患者さんでした。

なんとか説得して内服をすることもあるのですが、どうしても内服を拒否する場合は、男性の看護師を呼んでいました。

するとその患者さんは、男性の看護師を見ると恐怖を感じているような表情になり、文句を言いながらも薬を内服するのです。

病状が悪化している時は押さえつけられて薬を内服することがあったので、男性の力は強いですから、患者さんにとっては、とても恐怖を感じたのかもしれません。

このように、精神科の患者さんにとって、看護師が怖いと思ってしまうことがあるのです。

「精神科の看護師が怖い」という気持ちを抱く患者さんに対して、どのように接していけばいいの?

先ほど、精神科の患者さんにとって、「怖い」と思われてしまう看護師がいることをお話ししました。

もしかするとあなたは、「精神科の看護師って、患者さんにこんなことをするんだ」とショックを受けたかもしれません。

看護師というものは、イメージ的にも「白衣の天使」と言われるくらいですから、基本的には、優しくて気丈で患者さんが安心できる姿が看護師の姿だと思っていると思います。

確かに、それはその通りで、精神科の看護師も一般の科目で働く看護師と変わりはありません。

それに、先ほどのお話の中で、看護師が患者さんに取る行動については事実で、何度も言いますが、何も患者さんをいじめているわけではなく、患者さんの病状が安定し、病院を退院して社会復帰ができるようにするために必要なことをしているのです。

しかし、実際には、患者さんが看護師に対して「怖い」という思いを持ってしまうのも事実です。

では、「看護師のことが怖い」と思っている患者さんに、どのように接していけばいいのかというと、その看護師に対して恐怖を感じている場合は、その看護師が極力患者さんと関わらないようにすると同時に、他の看護師が、対象となっている看護師は怖くないことをじっくりと時間をかけて話していくという方法しかないと思います。

また、その「看護師が怖い」という気持ちがただの患者さんの気持ちではなく、妄想によるものである場合は、患者さんが落ち着くまで距離を置くことが必要だと思います。

患者さんが人間であるように、私たち看護師もまた人間です。

そのため、看護の方法にも個性がありますし、どうしても性格が出てしまう場合があります。

しかし、患者さんが元気になるように手助けをしたいという気持ちは、どの看護師でも持っていると思います。

特に精神科は、患者さんとの人間関係や信頼関係がとても大切ですので、精神科の患者さんと接するということは、とても難しいことです。

そのため、なるだけ患者さんには「看護師が怖い」という気持ちを抱かせたくはありませんが、もし、そうなってしまった時は、時間をかけて根気よく向き合っていくことが大切だと思います。

なかなか難しいことだと思いますし、精神科で働いていて嫌な思いをすることもあるかもしれません。

しかし、私が精神科で働いていた時は、嫌な思いをしたこともありましたが、その分、患者さんがちょっとしたことをできるようになったり、できるようになったことを嬉しそうに話してくれたりすると、「精神科の看護師をして良かった」とやりがいを感じられました。

ですので、あなたが精神科の看護師になりたいと思っているのならば、臆することなく、ぜひ精神科の看護師として働いてほしいと思います。

応援しています。がんばってくださいね。

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