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精神科で働く看護師の悩みって、どんなものなの?
看護師としてどの科目に勤めても、看護師の悩みは尽きないものですよね。あなたも経験があるのではないでしょうか?そして、看護師の悩みは、科目ごとの悩みというものもあります。では、あなたは、精神科での看護師の悩みには、どんなものがあると思いますか?
精神科の看護師の悩み。それは、「看護目標がなかなか達成できない!」という悩みがあるのです。
看護師として働くのに、どの科目においても、看護師の悩みというものは尽きないものですよね。
きっと、あなたにも経験があるのではないかと思います。
そして、その悩みというものは、どの科目に勤めるかによっても違い、その科目独特の悩みというものが生まれてきます。
あなたが「精神科」と聞くと、一般の科目とは違って、特殊な印象を受けるのではないかと思いますが、その精神科でも、精神科特有の悩みというものがあるのです。
では、あなたは、精神科の看護師がどのような悩みを抱えていると思いますか?
精神科と言えば、心の病気を対象とする科目ですよね。
そのため、看護も心の病気に対する看護になってきます。
あなたも経験があると思いますが、看護をする上で、看護計画を立てますよね。
私が以前勤めていた精神科でも、看護計画を立てて、長期目標と短期目標を立て、それを達成するために看護計画を立てていました。
私が勤務した病棟は閉鎖病棟の女子病棟でしたので、比較的症状の安定した患者さんが多く、どちらかと言えば.幻覚や幻聴に左右されず、日常生活を自力で送ることができることを目標にした指導が主な看護でした。
精神科の患者さんは、幻覚や幻聴などの症状に左右されると、見ることや聞くことに必死になってしまい、自分の身の回りのことができなくなります。また、清潔行動もおろそかになってしまいます。
そのため、私たち看護師は、幻覚や幻聴に左右されず、患者さんが自分の身の回りのことができるようになり、閉鎖病棟から解放病棟に移れるようにすることを長期目標として立てることが多いです。
そして、短期目標では、その患者さんが具体的にできないことに対して、目標を立てていき、看護をしていきます。
そうやって立てた目標で、短期目標は比較的達成できますが、なかなか達成できないのは長期目標です。
なぜならば、精神病は、良い状態と悪い状態を繰り返すからです。
そのため、「もう少しで達成できそうだな」と思った矢先に、状態が悪くなってしまって、長期目標の達成ができなくなってしまったということは度々ありました。
また、状態が良くても、家族の希望で閉鎖病棟から解放病棟に移れないということもありました。
精神病を患っている患者さんは、昔からどうしても嫌煙されがちです。そのため、家族からも見放されてしまった人が少なくありません。
最近では、うつ病が社会的に増えてきているので、昔ほど精神病をどうこう言う人は減ってきていますが、やはり、嫌煙されるという意味では、まだまだあることなのです。
そのため、状態の変化を繰り返したり、家族との問題で、長い人では30年以上も入院している人がいましたし、病棟に入院している患者さんの半分は、10年以上入院している人でした。
そういったことから、精神科の看護師は、なかなか長期目標が達成できなくて、悩んでしまうのです。
精神科の看護師の悩みは、やっぱりメンタル面の悩みが大きいのです。
さて、先ほどのお話で、看護の計画についての悩みをお話ししました。
あなたも看護師として働いた時に、看護計画での悩みがあったと思いますが、精神科の看護師の、看護計画の悩みを知って、どのように感じましたか?
きっと、一般の科目とは違った目線での看護計画の悩みを感じたのではないかと思います。
そこが、一般の科目とはちょっと違った所でもありますよね。
しかし、精神科の看護師の悩みはそれだけではありません。
やはり、自分のメンタル面での悩みが大きいのです。
あなたもあるとは思いますが、看護師をしていると、いろいろな悩みが出てきますよね。
例えば、「仕事がハードすぎて、ついていけない」とか、「先輩からちゃんと仕事を教えてもらえない」、「仕事に対して、給料が安い」などです。
こういった悩みは、科目問わず、どの看護師でもある悩みです。
実は、私もそういった悩みがありました。
でも、科目ごとでも、また違った悩みというのが出てきます。
では、あなたは、精神科特有の看護師の悩みには、どんなものがあると思いますか?
精神科は、先ほども言いましたが、心の病気を対象とした所です。
そのため、患者さんの訴えも、幻覚や幻聴に左右されるものから、日常生活での悩みがありますし、患者さんのイライラした気持ちなどをぶつけられることがあります。
そのため、心の病気だけに、訴えがすごく多いのです。
私たち看護師は、そんな患者さんの訴えをたくさん聞きます。すると、私たちの心は疲れてしまうのですね。
また、イライラなどの感情をぶつけられる時には、患者さんから『暴言』という形で怒鳴られることがあります。そういった患者さんの負の感情も受け止めなければいけないので、たとえ患者さんが病気のせいで悪気はなくても、やはり言われる側としては、心が痛くなってしまいますし、時にはショックを受けることもあります。
そのため、自分のメンタル面にダメージを受けてしまうことが、精神科の看護師の悩みなのです。
実際に、私が勤めていた精神科では、そういった悩みから看護師がうつ病になったり、統合失調症になったということがありましたし、医師でも精神病になった人がいて、薬を内服しながら医師として働いていたということもありました。
このことから見ると、一般の科目と比べて、精神科の看護師がメンタル面に受けるダメージは大きいことが分かります。
このようにお話しすると、あなたは精神科の看護師になるのを躊躇するかもしれませんね。
私が精神科に勤め始めた初日の事なのですが、精神科の看護師はメンタル面に大きなダメージを受けるということで、師長から「仕事が終わって病棟の出入り口から出たら、頭を切り替えて、仕事のことは一切考えない!そうしないと、もたないよ。」と言われたことを今でも覚えています。
でも、私は、初日にそうやって言われたからこそ、精神科に勤めている間は、仕事が終わると仕事のことは一切考えなかったし、メンタル面で辛いと思ったことはありませんでした。
このように、精神科の看護師の悩みは大きいものですが、私が師長から言われたことを守ったように、メンタル面で辛い思いをしないような対策はあります。
看護師をしていて悩みは尽きませんが、その分、精神科の看護師としてのやりがいは十分にあるのです。
ですので、あなたが精神科の看護師に興味があるのでしたら、躊躇せずに働いてみてほしいと思います。
私は、あなたを応援しますよ。
執筆者情報
精神科の看護師の求人はどこで探せばいいの? 編集部
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